令和3年度報告







調査時期 令和3年4月20日
調査場所 長原地区公園(度会郡度会町長原585)
対象樹木 サクラ、モミジ
依頼内容 公園内のサクラ、モミジの今後の維持管理について
調査・診断内容結果 長原公園一帯は40数年前にサクラを植栽して公園化しました。対象 樹はサクラ108本、モミジ37本です。サクラの健全度を評価した結 果、その大部分で樹勢が衰退していました。これは適地でない場所に 植栽され、高樹齢化して衰退してきたものと考えられます。一方、モ ミジは重度の樹勢衰退が見られる樹はありませんでしたが、競合の為 本来の樹形を保つ樹は少くなっています。今後の対策として枯損木や 枯損寸前木を伐採します。、また残す樹は隣接木との競合を解消して、 日照条件を改善し、施肥を行い樹勢の維持回復に努めます。
担当樹木医 奥田清貴、浦口良太、他2名



調査時期 令和3年5月19日
調査場所 亀山市加太板屋 川俣神社
対象樹木 川俣神社のシダレザクラ
依頼内容 川俣神社のシダレザクラ倒れそうな状況で、以前と比べると樹勢が弱ってきたと感じる
調査・診断内容結果  シダレザクラの枝先や葉をみる限り樹勢は比較的良いが、北側にあったイヌマキ、スギ隣接木に被圧されていたため、幹、枝は南側に大きく傾いている。今年4月に隣接木が伐採され被圧は解消されているが、かえって北方向からの風での風倒の恐れが高まった。また、地際部全周にベッコウタケ幼菌の発生がみられ、材内での腐朽拡大が心配される。このため、幹、枝を支える支柱の設置が早急に必要になる。1本支柱では参詣者の参拝に邪魔になるため、金属製の支柱が適当と思われる。
担当樹木医 石黒秀明、奥田清貴、柳田国男


調査時期 令和3年5月13日
調査場所 木曽岬町
対象樹木 木曽岬町舎周辺の樹木
依頼内容 全般的に樹木の生育が良くないため、健康診断と対処法について。
調査・診断内容結果 対象は庁舎周辺のケヤキ等の高中木とサツキ等の低木です。高中木 は枝が枯下がり、葉は低い枝や幹近くに集中しています。他の樹種 でも葉が少なかったり、黄化が見られます。簡易の土壌調査では、 各々深さ15〜35p程で硬い土層がありました。また土壌分析では、 何れも痩せた土壌で、所によりpH8以上のアルカリ性で、樹木が健 全に生育できる土壌ではありませんでした。診断した樹木の外観症 状と土壌調査結果から、土壌環境の不適により、樹木の異常が起こ っています。まず土壌の詳細調査を行い、その上で樹種に応じた深 さを考慮して土壌改良・施肥・通気管設置等をを行います。
担当樹木医 齋藤靖浩、大石浩、他1名



調査時期 令和3年5月14日
調査場所 松阪市久保町 部田久保庚申塚
対象樹木 ナギ
依頼内容 奇跡的に回復傾向を示すナギの今後の適切な対処の為、診断を依頼したい。
診断結果  奇跡的に新梢を出したナギの樹高は7.0m、胸高幹周は105cmの太さがあるが、生育している樹皮部分は巾20cm程度しかない。過去に全面打ちされたコンクリートの影響により急激に衰退し枯死寸前まで進んだが、5年前に根元コンクリートが撤去された事で、奇跡的に復活し始めている。過去に金属支柱が設置されているが、支えの効果は少ない。樹体を支持する根系の腐朽は進んでいる為、早急に新規の支柱の設置が必要となっている。 回復傾向ではあるが、今後の対応によっては枯死も免れない状況となっている。
担当樹木医 玉野隆、末良学、奥田清貴、早野愛花



調査時期 令和3年5月17日
調査場所 熊野市有馬町530 熊野市立有馬小学校
対象樹木 校庭の「浅間の森」のタブノキなど
依頼内容 学校敷地にあう「浅間の森」の樹木調査、樹木の管理方法について指導願いたい
診断結果 「浅間の森」は町内で浅間神社として祀られていたが、明治末期に他の神社に合祀されたため、建設された小学校の校庭内に学校林として残された経緯がある。狭い森はこんもりとしており、タブノキ、ホルトノキ、イヌマキなどの暖温帯性樹種が主体を占め、植裁されたソメイヨシノ、ニッコウヒバ、コメツガなども生育している。海岸に近いこともあって土壌はさらさらとした砂質土壌で、全体的に樹高は低いが、幹周3mを越すタブノキもある。樹勢が極度に衰えた樹木はないものの、葉量の減少、葉が黄化しているものがある。上層を占めるタブノキ樹冠上部の枝が枯れているものがあり、落下被害防止のため切除を指導した。
担当樹木医 中村昌幸、奥田清貴



調査時期 令和3年5月28日
調査場所 鈴鹿市白子 白子幼稚園地内
対象樹木 白子幼稚園のクロマツ 3本
依頼内容 幼稚園内のクロマツの衰弱状況について、原因と対処の指導依頼
調診断結果 3本のクロマツはいずれも主幹が切断されるなど強度な剪定がされて成長に影響が出ていると考えられ、枯れ枝や空洞が多数見られ、病害虫の被害も見られた。 対策として、衰退させないために剪定は禁止とし、枯れ枝及び不安定な枝の除去、密集した古葉の除去を行うこと。 害虫などの駆除のための薬剤散布を行うこと。 また、傾斜したクロマツに関しては、将来的に支、柱の設置を検討すること。以上提案した。
担当樹木医 石黒秀明、柳田国男、他1人



調査時期 令和3年6月1日
調査場所 四日市市北町2-23
対象樹木 四日市市立中部西小学校のムクノキ
依頼内容 ムクノキの樹木健康診断
診断結果 対象は校庭に植栽されているムクノキです。樹齢の割に樹体は大きくなっておらず、梢端部に枯枝が見られる事、葉が小さい事などの症状が見られます。土性調査の結果、砂壌土で栄養分の乏しい山砂であり、深さ50p程の所にコンクリート基礎などがありました。また土壌の硬度を測定したところ、深さ40p程度まで固結または硬い土壌と診断されました。根部衰弱の要因として、土壌の固結、肥料成分の不足、土壌pHが高いこと等が、挙げられるため、複数年かけて根元周囲の土壌を改良して、その範囲で基礎を取り除く事が必要と考えます。
担当樹木医 大石 浩、齋藤 靖浩、塚本 剛正



調査時期 令和2年6月7日
調査場所 尾鷲市名柄町
対象樹木 名柄八幡神社のハマセンダン
依頼内容 八幡神社社殿裏に生育しているハマセンダンが傾いており、倒壊する恐れがないか。また樹勢衰退も心配である。
診断結果  ハマセンダンの幹は斜面下方に20度程度傾いているが、斜面上方に伸びる根は十分に張っている。樹冠も隣接木と競合して発達しておらず、枝葉の重量はさほどない。また、ハマセンダンは神社の樹林内に一体化しており、特別に風圧にさらされることもないため、倒木の恐れは低いと判断される。ただ、何年か前の枝切除痕が腐朽し、折損落下の恐れがあること、2又に分岐した枝に入皮が生じて裂けやすくなっているため、切除が望ましい。ハマセンダンの近くに、根張りが小さく、樹冠が発達したシイノキがあり、倒木の恐れがある。
担当樹木医 奥田清貴、小倉光善



調査時期 令和3年6月9日
調査場所 四日市市みゆきケ丘2丁目
対象樹木 みゆきケ丘2号公園ほかのサクラ
依頼内容 樹齢50年のソメイヨシノについて、老朽化による倒木などが心配なので、状況を調べてほしい。
診断結果 対象のサクラはちびっこ広場と三角広場の2カ所の公園にあり、みゆきケ丘団地造成時に植栽され樹齢50年が経過している。3年に一度、剪定が行われており、てんぐ巣病などの病害は見当たらない。ちびっこ広場は9本のソメイヨシノが生育しており、比較的狭く家屋に隣接している以外は大きな問題はなく、ほとんどが良好な樹勢を維持している。三角公園には8本のソメイヨシノと1本のオオシマザクラが生育しているが、土壌の影響もありちびっこ広場に比べると複数の幹が立っている樹形が多く、枯枝や腐朽が目立つ。樹勢としては衰退しているというわけではないが、問題のある枝は早めに切除し、施肥管理など樹勢維持の対処が望まれる。
担当樹木医 大石浩、中村昌幸




調査時期 令和3年6月15日
調査場所 亀山市和歌山町4-7 亀山公園
対象樹木 亀山公園駐車場のソメイヨシノ
依頼内容 周辺のサクラは葉を多く着けているが、葉が出ていない。 クビアカツヤカミキリの被害が心配される。
調診断結果  駐車場周囲の植栽桝内にソメイヨシノが植裁されているが、いずれも生育状況は良くない。診断木は既に枯死しており、枯れた枝先には冬芽あるもの、ない枝が散見され、数年前から衰弱し、枯れたものと推定される。幹下部にはカミキリムシと思われる直径5mmの脱出孔が数個所見られたが、排出されたフラスもなく、その大きさからクビアカツヤカミキリ被害ではない。地際の樹皮を剥皮したところ、材内は腐朽しており強いキノコ臭がした。白っぽい菌糸も確認され、ならたけ病と診断した。隣接する植裁桝でもサクラは枯死しており、周辺にならたけ菌がまん延していることも考えられる。
担当樹木医 石黒秀明、奥田清貴



調査時期 令和3年6月17日
調査場所 苗代神社
対象樹木 ヒノキ
依頼内容 ご神木のヒノキが徐々に傾いてきているため現在の状態の診断
診断結果 このヒノキは、枯枝が多く、枝葉の密度は疎で、地上8m程度のところから根元にかけて 幹の南側に雷が原因と考えられる傷があり、樹勢は衰退してきています。幹は北側に 傾いていますが、過去の通路工事で南東側の根が切られ、台風等の強風を受け、 傾いてきたと考えます。南側の幹から根元にかけて大きな損傷がある為、今後の強風で 倒壊する可能性も十分考えられます。枯枝は強風や経年劣化で落下する可能性があるので 早期に取り除きます。倒木のリスクが無いとは言い切れない為、リスク低減策を検討して ください。
担当樹木医 吉水祥平・大石浩・石黒秀明・齋藤靖浩



調査時期 令和3年6月29日
調査場所 松阪市飯南町粥見 県立飯南高校
対象樹木 飯南高校のハナノキ
依頼内容 夏場に葉の一部が枯れたり、枝が折れて落下してくる。紅葉時期にもここ数年葉の枚数が減少している。
診断結果  飯南高校のハナノキは国道166号からもよく見える樹形が端正な孤立木で、樹高22m、胸高周囲4.4mの大木である。樹齢は定かではないが、昭和8(1948)年頃に移植されたといわれている。根元には芝生が張られており、高校の吹奏楽部のコンサートが行われ、秋の紅葉時には見物客も多く、地域のシンボル的樹木になっている。樹冠が大きいため、ふところ枝の枯れ枝が見られるが、現在も生長し続けており、樹勢は良好である。
担当樹木医 大石 浩、奥田清貴、石黒秀明、浅野卓磨



調査時期 令和3年7月30日
調査場所 鈴鹿市稲生三丁目 10 番 1 号 稲生幼稚園地内
対象樹木 ヤマモモ
依頼内容 園庭にある樹木(樹種不明)について、昭和 55 年の幼稚園開園以前から 園庭内に生えている。時期は不明だが樹木全体に茶色の大きな斑点が発生 しており病気ではないかと心配している。原因と対処を御教示頂きたい。
診断結果 ヤマモモはこぶ病の発生が著しい状態であった。ヤマモモはこの病気に掛かりやすく、また有効な防除手段も無い。しかし、この病気が発生したからと言って直ぐに枯死に至るわけでは無いことを説明した。また生育する場所は園児の遊び場となっていることから、落下しそうな枯死枝の除去を指導した。
担当樹木医 柳田国男、石黒秀明



調査時期 令和3年8月6日
調査場所 津市東古河町
対象樹木 古河公園のサクラ
依頼内容 サクラが密集しているところで葉が枯れてきている。また幹にカビのようなものが生えている。
診断結果 対象のサクラはソメイヨシノです。公園内に植栽されていることから、日常的に根元周囲を踏まれ、根の傷を受けています。そのために衰弱し、枝枯れなどが発生している状況です。これらを防止するには、樹木の周辺を柵で囲うなどの方法がありますが、場所が公園だけに難しいでしょう。土壌改良等も考えられますが、費用対効果を検討する余地があります。
担当樹木医 奥田清貴、石黒秀明



調査時期 令和3年8月6日
調査場所 津市一身田上津部田1384-19
対象樹木 むつみが丘公園のサクラ
依頼内容 桜の木の皮がめくれてきている 樹木の症状について、どんな病気や害虫が原因となっているのか、また、病 気にかかっている場合、治療法があるのかなど、樹木の適切な維持管理の手 法についてご教授願いたい。
診断結果 診断対象のサクラは、すでにその殆どが枯死または枯死に近い状態で鑑賞用としては致命的な状態であった。そもそもサクラの植栽されている場所は、土壌条件などサクラが健全に生育出来きないようなところであった。『サクラの植え方・育て方』についての知識を得た上で、最初から計画的な植栽をするよう指導した。
担当樹木医 奥田清貴、石黒秀明



調査時期 令和3年8月6日
調査場所 津市大里睦合野田町
対象樹木 市道大里睦合野田町線沿いのサクラ並木
依頼内容 対象のサクラは殆どがソメイヨシノで、一部、違う種のサクラが混じっていました。
診断結果 診断のサクラは殆どがソメイヨシノで、一部、違う種のサクラが混じっていました。ソメイヨシノに多い『てんぐ巣病』は確認されませんでした。全体としての成長は良好です。しかし、線路沿いであるためか、除草剤の使用が確認されたことや、また植栽間隔がやや狭いので、今後の経過観察は必要です。
担当樹木医 奥田清貴・石黒秀明



調査時期 令和3年8月26日
調査場所 いなべ市北勢町南中津原839番地
対象樹木 伊藤家の大ガヤ(いなべ市指定天然記念物)
依頼内容 樹木剪定の必要性の有無と剪定方法についての助言の依頼
診断結果 当大ガヤは、伊藤家の庭に生育し、樹高16.3m、幹周5.6m。土壌は表層に客土され、その下部は地の土である。土壌硬度は表層では硬く、その下部では軟らかな状態で、根の生育には問題の無い状態であった。腐朽やキノコなども見られない。葉量については樹体の割には少ない。樹齢1000年の老木で、風雪で幹・枝が折れた状態で生育しており、樹勢は衰退方向にある。落枝防止のため剪定するより、新たな枝葉を伸ばし迫力ある姿を残す方が良いと考えられた。この結果から、直ちに行うこととして、締め固まった表層土壌のエアレーションの実施、折れそうな枝の剪定除去、または支柱の設置、将来的に行うこととして、定期的な樹勢診断の実施、剪定により自然樹形への誘導を指導した。
担当樹木医 早野愛花・塚本剛正・奥田清貴・石黒秀明



調査時期 令和3年9月7日
調査場所 三重県伊勢市二見町茶屋地内 二見浦公園
対象樹木 二見浦公園のクロマツ
依頼内容 落雷を受けてマツの上部から根元にかけて裂けたような傷があるため診断してほしい。
診断結果 対象のクロマツは樹高約20m、根元周囲2.4m、胸高周囲2.2m。目視で20度ほど傾斜しており、樹勢は良好。樹幹の上部から根元までほぼ直線の裂傷が確認できたことから落雷による被害である。また裂傷が地面に達しており放電流が地表面を走った形跡が見当たらないことから雷は地中へ流れたと考えられるため根系にダメージを受けている可能性がある。他事例ではしばらく経ってから枯死するケースも報告されているので注意が必要である。
担当樹木医 中村昌幸、浅野卓磨



調査時期 令和3年9月7日
調査場所 三重県多気郡多気町兄国1016
対象樹木 相生神社のスギ
依頼内容 境内のスギに傷があり、病虫害による被害が見受けられるため診断してほしい。
診断結果 対象のスギは樹高約20m、根元周囲3m、胸高周囲2.6m。拝殿に向かう参道右側へ位置しており、隣接しているタブノキとスギとの競合により北側の枝が被圧されている。地際から高さ5m程度の高さまで腐朽があり、根元南側が幅1m、胸高で0.6m程度が開口部となっている。腐朽が進んでいることから今後は時間とともに強度低下が懸念されるため、樹高を抑えることや腐朽の進行を抑制するなどの処置が必要である。
担当樹木医 中村昌幸、浅野卓磨



調査時期 令和3年9月14日
調査場所 多気郡大台町久豆199番地
対象樹木 大杉谷のケヤキ2本・ヤマザクラ
依頼内容 大杉谷地域総合センターのシンボルツリーであるケヤキ・ヤマザクラの樹勢が弱り、枝条等が折れて危険なため、樹勢回復や剪定方法及び処分等についてアドバイスを頂きたい。
診断結果 駐車場にあるケヤキは、盛土をされた経緯があり、さらに周囲を踏み固められている状態であった。その影響から樹勢の衰退が始まっていた。ヤマザクラも同様であった。このまま放置すれば枯死に至ると判断し、土壌改良の必要性を説明した。校舎側にあるケヤキは、多少の害虫の痕跡は確認されるものの概ね健全に生育していると判断した。
担当樹木医 玉野隆・石黒秀明・浅野卓磨




調査日 令和3年9月16日
調査場所 いなべ市藤原町市場字北藪798番地 野々宮神社敷地内
対象樹木 ヒノキ(2本、御神木)
依頼内容 当御神木は10年程前から傾き、倒伏が危惧されるので、樹木診断と安全のための処置方法の提案の依頼懸念される。今後の適切な対処のための処置方法の提案の依頼
診断結果 当ヒノキ2本は、神殿前に並んで生育し、樹高約30m、胸高直径3.6mで、下枝は約12mの高さまで枝打ち管理されている。2本とも南方向に7〜8度傾く。傾きの原因として、平成4年の神殿改築工事は主要な根を痛める程ではなく、地際部や幹の調査では腐朽や子実体の発生はなく、むしろ北西方向からの風の影響が主要なものと推測された。また、下枝の無いことも要因の一つと考えられた。この診断結果から@.全体のバランスを整える為に、南東方向の伸びすぎた枝を切り詰める。A.傾斜の進行を定点観測する。B.倒伏防止の為にツリーケーブリングを行う。以上3点の処置方法が提案された。
担当樹木医 石黒秀明・塚本剛正・早野愛花・奥田清貴・斎藤靖浩



調査時期 令和3年12月7日
調査場所 浜風公園のクロマツ
対象樹木 クロマツ
依頼内容
診断結果 こ、
担当樹木医



調査時期 令和3年12月13日
調査場所 伊賀市野村町221
対象樹木 極楽寺のイチョウ
依頼内容 樹木の健康診断、特に空洞化等の有無による危険度判定
診断結果 樹高約18m、20年前から強度な剪定で枝張りが極端に少なく西南に5度程度傾斜した推測樹齢150〜180年のイチョウです。 大枝の切断面、芽吹等から樹勢良好です。簡易な幹内部調査で、空洞はあるが樹皮下20cm程度の腐朽はありません。土壌調査でも踏圧等もなく比較的良好な土壌です。強度の剪定は樹勢が衰退します。今後の剪定は枝数を減らす方法に変えたい。倒木防止から定期的に根の状態調査を実施して変化があれば最終手段の樹高を下げる決断も必要である。
担当樹木医 石黒秀明、広瀬信三、奥田清貴、大石浩




調査時期 令和4年2月6日
調査場所 志摩市磯部町迫間668
対象樹木 玉泉庵のナギ
依頼内容 ナギの老木で枝分かれしている個所から裂け目ができ、全体的に弱ってきているようなので診断してほしい。
診断結果 対象のナギは樹高14.0m、胸高幹周3.0m、根元幹周3.5m、幹は地上3.0m付近から太枝が分岐し樹冠を形成しており、分岐部の腐朽した箇所から裂けている。全体の葉量は少なく特に上部北側は葉色も悪く、葉の矮小化、枯枝も多くみられ衰弱傾向が顕著である。以前に大量発生したカイガラムシ被害の影響が強く残っていると考えられ、害虫は駆除されたが土壌環境が不良で樹勢の回復につながっていないため枯枝や衰弱枝は折損落下の危険性もある。このまま放置すれば裂け目から幹の断裂や倒木などの危険もあるため早急な措置が必要である。
担当樹木医 浦口良太、浅野卓磨、奥田清貴




調査時期 令和4年3月2日
調査場所 南牟婁郡御浜町大字上野
対象樹木 上野(うわの)の大杉
依頼内容 土壌が硬い貯め水分供給が非常に悪く、酸素不足に陥っている。また、枯れ下がりが進行している状態。
診断結果  この大杉はH25年荷も診断された経緯があり、その際に土壌環境の問題を指摘されている。その8年後のR2年に土壌改良工事が地元有志により行われた。しかし、その手法は診断書の内容とはそぐわない部分も多く、効果的な土壌改良が施されているとは言えなかった。このような作業は樹木医などの有知識者の立ち合いの元で行われるべきであると指摘した。
 また、オオバヤドリギの寄生や設置されているワイヤーの不具合などの問題点を指摘した。
担当樹木医 奥田清貴・石黒秀明・浅野琢磨



   
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